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Korg miniKORG 700FS Manuel D'utilisation page 40

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miniKORG 700 FS
はじめに
Ja
このたびは、 コルグ・シンセサイザー miniKORG 700FS をお買い上げいただきまして、 まことにありがとうございます。
本機を末永くご愛用いただくためにも、 取扱説明書をよくお読みになって正しい方法でご使用ください。また、 取扱説
明書は大切に保存してください。
miniKORG 700FSの特長
コルグの歴史
1973 年 に 発 売 さ れ た コ ル グ 初 の 量 産 シ ン セ サ イ ザ ー
「miniKORG 700」 。本機は、 その翌 74 年に発売された改良
版「miniKORG 700S」を忠実に復刻しています。 (アメリカ
では UNIVOX 社から発売され、 それぞれ「MINI-KORG / K-1」
「MINI-KORG / K-2」と呼ばれていました。 )
数々の新機能
単なる復刻モデルではなく、 リバーブ・エフェクトや
ピッチベンド可能なジョイスティックを新たに搭載。
アフタータッチも備え、 演奏の幅が広がっています。
miniKORG 700の思い出
三枝文夫 (オリジナル miniKORG 700S開発者)
 この楽器は試作機からずいぶん遠回りした果てに生ま
れました。
 弊社は 1970 年 11 月 12 日、 第 19 回全日本オーディオ・
フェアで日本で最初のシンセサイザーを発表しました。
ちょうど 50 年前になります。この楽器は「新しいオルガ
ン」を目指した2段鍵盤の楽器で、 ポリフォニック音源の
オルガン部と、 今でいうモノフォニックのシンセ部2台分
を内蔵していました。社内では試作一号機とよばれてい
ます。
直感的な操作
一直線に並んだ操作子で、 迷わず操作すること
ができます。操作子は鍵盤の下に備え、 弾きな
がらでもリアルタイムに音色を調整できます。
トラベラー
本機の最も特徴的なフィルター・コントローラー
「トラベラー」でダイナミックな音色変化が得られ
ます。
 この試作品の商品化にあたり二つの方向性を考えまし
た。ポリフォニックのオルガン的な商品にするか、 同時
に一音しか出せないが音色を大幅に変えられるモノフォ
ニック楽器にするか迷ったのです。 しかしシンセサイザー
の時代が来るとは予想できず、 モノシンセの部分は切り
捨て、 ポリ音源に手動フィルター「トラベラー」を取り
付けたコンボオルガンとして市販することになりました。
これが当時の社名「京王技研工業」のオルガンを意味す
る商品名 Korgue(通称デカコルグ)で、 後に現在の社名
「KORG」に繋がります。
 この楽器は弊社にとって初めての鍵盤楽器で、 創業者の
加藤孟の奮闘にもかかわらず、 流通網もままならずまた高
価なこともあり、 ほとんど売れませんでした。 そんなとき、
アメリカのバイヤーが試作品を見て、 びっくりするほど
大量の注文をしてくれたのです。それが miniKORG 700、
700S です。試作 s 一号機から3、 4年も経っていました。
ずいぶん遠回りをしたものです。
 この楽器は外観も仕様も中の電子回路も他社の商品と
は全く違います。その理由は欧米のシンセの真似をしな
かったからです。もっと正確に言えば、 欧米他社の商品を
よく知らなかったからです。
 まず使用目的が違います。設計にあたり前提としたの
は、 ソロ楽器としてではなく、 電子オルガンの上に載せる
第三の鍵盤として使われることでした。そのため、 オルガ
40

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