メンテナンス; ベアリングナッ トの穴の修理 - FIOR & GENTZ NEURO LOCK Notice D'utilisation

12. メンテナンス
システム関節は、 6か月ごとに摩耗と機能をチェックしてください。 小児患者や認知障害のある患者の
治療の場合は、 3か月ごとにシステム膝関節をチェックしてください。 また、 メンテナンスを行った後は
必ず、 適正に機能することを確認してください。
関節部品
ベアリングナッ ト
ベアリングナッ ト穴
スライドワッシャ
ストッパー面
ロック爪
圧力ばね
ステップロック爪とステップロ
ックストッパーディスク
メンテナンスのたびに毎回、 カバープレートのねじを、 システム幅に対応するトルクで締め、 LOCTITE®
243 （ 中強度） で固定します （8.6項を参照） 。 最初に、 残った接着剤をすべて除去してください。
ステップロック爪とステップロックストッパーディスクは摩耗しやすい部品です。 メンテナンス間
隔を短くする必要が生じる可能性があります。
12.1 ベアリングナッ トの穴の修理
関節の下側部分や、 屈曲ストッパーディスク/ステップロックストッパーディスクのベアリングナッ トの穴
が摩耗した場合は、 補修ブッシングを挿入します。
1 関 節の下側部分またはストッパーディスクを万力にしっか
り固定します。
2 望 ましい寸法になるまで穴ぐりを広げます （図34および
35） 。
3 特殊プラスチック製の補修ブッシングを穴に挿入します。
NEUROLOCKの穴ぐりの寸法[mm]
ベアリングナ
システム幅
14mm
16mm
20mm
196
問題
摩耗
大きすぎる
摩耗
摩耗
摩耗
ばね力の疲労
摩耗
補修ブッシ
ッ ト ング
外径Ø 内径Ø
8.5 8.5
9.6 9.6
10.5 10.5
対処策
ベアリングナッ トを交換
補修ブッシングを挿入 （12.1項を参照）
スライドワッシャを交換 （12.2項を参照）
伸展ストッパーを交換し、 必要に応じて屈
曲ストッパーディスクを交換する
ロック爪を交換 （12.3項を参照）
圧力ばねを交換
ステップロック爪とステップロックストッ
パーディスクを交換 （12.3項を参照）
補修ブッシ
ング 穴あけのØ値
外径Ø
9.6 9.3
10.5 10.2
11.5 11.2
図34
リーマーの 部品番号
Ø値 補修ブッシング
9.6 H7 BP1009-L029
10.5 H7 BP1110-L035
11.5 H7 BP1211-L040
図35