Össur ICEROSS SEAL-IN X LINERS Notice D'utilisation page 90

デバイスとシールリングを正しく準備したら、ソケットを着用し、遠位端に
完全に密着するまで空気を完全に抜きます（図 8 および図 9 参照） 。
ソケットの適合
Iceross Seal-In System が本来の機能を果たすかどうかは、ハードソケットの
適合によって決まります。懸垂、制御、快適さを実現するには、ソケットが
適切に設計されている必要があります。
ソケットの適合を確認するときには、以下のチェックリストを使用してくだ
さい。
• ユーザーが潤滑剤を使用せず容易にソケットを着用できる。
• デバイスのリップとソケットの内壁が完全に密着している。
• ユーザーが義肢に体重をかけたときにエアポケットが生じない。
• 近位部の適合が良好である。
• ソケット内でピストニングが発生しない。
• 義肢の牽引時に目に見える動きがない。
• 回旋安定性が良好である。
• 最大限に動かしても遠位真空が損なわれない。
注意：上記のいずれかに反する状態を示すフィードバックがあった場合は、
問題に応じてソケットを調整または再製作する必要があります。
日々のお手入れ
注意：断端を毎日洗浄することが重要です。pH 調整がされた、香料および染
料がまったく使われていない刺激が少ない液体石けんを使用することをお勧
めします。乾燥肌の場合は、pH 調整がされた、香料および染料がまったく使
われていないローションを塗布して肌を保湿します。
発汗
注意：デバイスの使用中に安定性や懸垂性が損なわれるほど多くの発汗があっ
た場合、デバイスを取り外し、デバイスと断端の両方を乾かすことをお勧め
します。
洗浄方法
デバイスを適切にお手入れし、使用後に毎日洗浄することが重要です。デバ
イスは、洗浄して乾燥させた後すぐに使用できます。
• デバイスを取り外し、裏返します（図 4 ） 。
• pH 調整がされた、香料および染料がまったく使われていない刺激が少
ない液体石けんで洗浄します。
• デバイスは、洗濯機を使って刺激の少ない洗剤（ 40 ℃ / お湯）で洗浄す
ることもできます。柔軟剤や漂白剤などの製品や洗浄剤はデバイスを痛
める恐れがあるため、使用しないでください。
• 洗浄後は、お湯で十分にデバイスをすすぎ（図 10 ） 、糸くずの出ない布
で両面を軽く押さえるように水気を拭き取ります。
注意：洗浄後はすぐに（布製カバーを外側に向けて）デバイスを必ず中立の
状態に戻してください。デバイスが損傷する可能性があるため、裏返しで保
管しないでください。
検査
注意
• デバイスに摩耗および損傷がないか常に確認してください。明らかな損
傷がある場合は、デバイスの効果を低下させる可能性があるため、直ち
にかかりつけの医師に連絡することをお勧めします。
• 義肢装具士とユーザーの両者とも、ガラスや炭素繊維などの異物がデバ
イスに接触しないようにしてください。そうした物質はデバイスの素材
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