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Camp Safety GIANT Mode D'emploi page 27

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パニック防止ロッキング機能によってレバーの動きが「ANTIPANIC STOP」 ポジション[16B]で中断され、下降は中
断されます。いずれにしても、ロッキング機能によってロープにブレーキをかけるためには制動側ロープを手で
握っている必要があります。レバーを「ASCENT/BELAY/LOCK」ポジション[16A]に移動するとカムが解除され、荷
重のかかったロープはロックされます(図3A)。レバーを「BRAKE」ポジション[16D]に移動するとロープに段階的な
ブレーキがかかりはじめ、「FULL LOCK」ポジション[16E]で完全にロックされます。これは荷重がかかっていない
時も同じです(図3B)。「LOCK」と「FULL LOCK」はどちらも、宙吊り状態で待機する場合に安全なポジションです。使用者は
用途に応じてどちらかのポジションを好きなように選ぶことができます。ロープで図のように固定することでレバーの誤操作
を完全に防ぐためこともできます(図4)。
ロープのセット、機能のテスト
ロープのセットは製品表面のマークと図5Aに表示された向きで行ってください。次に必ず、機能のテストを行ってください。テ
ストは制動側ロープ[10]を片手で握った状態で、反対の手でアンカー/登攀者側ロープ[11]を思いきり引くことで行います。
正常に機能すれば、ロープの流れにブレーキがかかるはずです。ロープは製品本体をカラビナにかけ、フロントプレート
[2]を開いた状態でセットできます。フロントプレート[2]を開いたままの状態で本製品を使用しないでください(図5B)。ロッキ
ングレバー[8]には外部から力が加わらないようにしてください。下降器に荷重が少ししかかかっていないか無負荷の時、ま
たはロッキングレバー[8]に外部から応力が働いている時は、フロントカバー[2]が開かないように、ふたつ目のカラビナをア
タッチメントホール[3]にかけることを推奨します(図5C)。本製品を確保器として使用する時は、固定アンカーポイントではな
く、ハーネスに接続してください(図5D)。
誤った使用方法は、死亡事故につながる危険があります。
EN12841C規格のメインロープの下降器としての使用
ロープ高所作業のメインロープの下降器として使用する場合は、必ずEN12841A規格の墜落防止装置を備えたライフライン
と組み合わせて使用してください。使用最大荷重は210kg、人数は2名までです。
下降時の配置は図7Aを参照してください。水平方向の移動、傾斜の小さな斜面の移動、負荷が特に小さい場合は、図8の
ようにカム・ロッキングボタン[7]を使って、製品をロープ沿いに移動することができます。
下降中は制動側ロープ[10]を決して離さないでください(図7B)。制動側ロープを離すことができるのは、レバーを「LOCK」ポ
ジション[16A]または「FULL LOCK」ポジション[16E]に移動した場合だけです(図7C)。特に危険な状況では必要に応じて補
助ロックを設置してください(図4)。
下降中はライフライン上の墜落防止装置がブロックしないように常に注意を払ってください。
EN12841B規格のメインロープの登高器としての使用
ロープ高所作業のメインロープの登高器として使用する場合は、EN12841A規格の墜落防止装置とEN12841B規格のふた
つ目の登高器を備えたライフラインと必ず組み合わせて使用してください。使用最大荷重は210kgです。登高時の配置は図
9を参照してください。
EN12841A規格のライフライン用墜落防止装置としての使用
2個のGiantをひとりの作業者が2本の異なるロープで使用することもできます。ひとつ目はメインロープで下降・登高器とし
て、ふたつ目はライフラインで墜落防止装置として使用する方法です(図10)。Giantの墜落防止装置としての使用は、ロー
プの移設時などの、一時的な使用に限ることを推奨します。ライフライン上のGiantの移動は、カム・ロッキングボタン[14]を
押すか、制動側ロープ[10]を引いて手動で行います。作業者の足下には最低でも2mの高さの何もない空間を確保してくだ
さい。この場合の使用最大荷重は120kg、人数は1名までです。
EN 341/2A規格の救助・避難用下降器としての使用
EN341/2A規格に沿った本製品と下降用ロープを組み合わせるこの使用法は、救助システムにおける救助作業と高所から
の墜落防止を目的としたものです。この用途はロープ高所作業を前提としたものではなく、89/686/CEE指令の規定は受け
ません。
使用者自身の避難作業(製品はハーネスに固定し、固定ロープ上を移動)は図11Aを参照してください。救助者1名による
1名の避難作業(製品はアンカーに固定、ロープは製品の中を流れる)は図11Bを参照してください。下降中は制動側ロープ
[10]を決して離さないでください(図11C)。
この場合の使用は適切な教育を受けた者が行うか、明確な緊急時行動指針に沿って行われなければなりません。本製品
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