15 首を絞める危険訓練中は、頭部をランヤー
ドの間に挟まないでください。EDELRID
Pilot Bar(図2)を使用すると、使用者の首
を締めるリスクを低減できます。
16 MCD への衝撃:落とさないでください。
17 MCD の地面接触:汚れないように、MCDは
地面に接触させないでください。
18 両手:指を挟む危険があるので、訓練中は
両手を MCD から遠ざけてください。
19 外部の力による開放:パルクールコースに
あるオブジェクトを使用して MCD を開放し
ないでください(救助作業の場合を除く)
。
使用に際しての気候条件
湿気のない状態で製品を連続使用するときの温
度範囲は約-30°C~+60°Cです。湿気や氷結は、
装置の機能に影響を与える可能性があります。
保管、搬送、洗浄
保管
涼しく湿気がなく、日射を避けた環境で、搬送
用容器に入れずに保管してください。保管の際
には、衝撃、圧力や引張による機械的荷重が掛
からないようにご注意ください。化学剤(バッ
テリー液に注意)や腐食性物質と接触させない
こと
搬送
直射日光、化学薬品、汚れ、機械的損傷から本
製品を保護してください。このために、保護用
カバーや専用の保管及び搬送用容器を使用して
ください。
洗浄/お手入れ
製品が汚れた場合、ぬるま湯で(必要に応じて
中性洗剤を使用して)洗浄します。十分にすす
いでください。室温で乾燥させます。衣類乾燥
機による乾燥や暖房用放熱器の近傍での乾燥
は、絶対に避けてください。市販のアルコール
系消毒剤(イソプロパノールなど)を使用でき
ます。
金属部分の継ぎ目は、無酸性油、テフロン系ま
たはシリコーン系の洗剤で洗浄した後、定期的
に潤滑してください。
以下の保守作業は、施設運営者が自己責任で実
行しなければなりません。
ネジによる接続部分がしっかりと固定されてい
るかどうかを毎週検査し、必要に応じて適切な
工具で規定のトルクで締めます(図 1.2 を参
照)。
ローラーの動きが重い場合には、スナップの開
口部から無酸性スプレーグリースを注入して、
ローラーカラビナを潤滑します。
エーデルリットでは、製品を点検のために定期
的に(表1)製造業者または製造者認定の代理
店に送付することを推奨しています。保守や製
品サービスについてご不明な点がございました
ら、販売代理店、当社相談窓口または装備業者
までお問い合わせください。
(図1)
使用年数
定期点検の推奨頻度
0~6年
3年ごと
6~10年
2年ごと
10年以上
毎年
製品の寿命及び交換
製品寿命は主に使用の形態や頻度によって、ま
た外部の影響によって異なります。所定の耐用
年数が過ぎたら、または遅くとも製品寿命(最
大年数)を超えたら、製品の使用を中止してく
ださい。化学繊維(ポリアミド、ポリエステ
ル、ダイニーマ
、アラミド、ベクトラン
®
品は使用しなくても一定の老化が生じますが、
その老化の程度は特に紫外線の強度及び気候的
な影響要素によって異なります。所定の耐用年
数が過ぎたら、または遅くとも製品寿命(最大
年数)を超えたら、製品の使用を中止してくだ
さい。
製品寿命(最大年数)
最適な保管条件(保管の項目を参照)で保管さ
れた未使用品:テキスタイル部品は14年、カラ
ビナや接続用部品については耐用年数に制約は
ありません。
最大耐用年数
適切に使用され、見た目に摩耗がなく、最適な
保管条件で保管された場合:テキスタイル部品
は10年、カラビナや接続用部品については耐用
年数に制約はありません。
)製
®